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ブラザーに 今すぐなる

ハッセルブラッド500C/M

ずっと憧れていた、ハッセルブラッド500C/Mを買った。
デミさんの教えてくれたお店に行って、使い方を教えてもらいながら、撮りたい世界と、自分の感覚になじむものを選んだ。
機体はいくつもあって、そのどれもが、少しずつ形や仕様が違ったり、ファインダーを立ち上げるときの立ち上がり方や音、シャッターを切るときの音、機体の震えかたが違った。作られた年代も違えば、今までの使われ方も違う。どんな人たちがこのカメラを、どんなふうに持ちものとし、どんな写真を撮ってきたかも違う。40年も前のカメラなのだ。

T*(ティースター)という印がつくと発色がよい、とデミさんに教えてもらい、その上で、かりっとクリアに写すレンズ(CF)と、ふわっと少しとけるように写すレンズ(C)、私は後者のほうを選んだ。

お店の人は細かなところまでしっかり教えてくれ、このカメラは、私の今まで使っていた、かんたんに撮れるNATURA CLASICCAとは違い、覚えることが、とても多くあった。
人懐こいカメラではない。きちんと相手を知り、相手の声を聴き、失敗を重ねながら、何度も対話して、少しずつ仲よくなり、ようやく撮れるようになるカメラだと思った。

ファインダーを立ち上げるとき、軽快でスマートじゃないけど、どこかなつかしく、愛嬌のある感じで、かしゃ、と立ち上がる機体を選んだ。

これから、よろしくお願いします。
ようこそ、ハッセルブラッド。

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群青

谷中を一通り堪能した後、上野まで足を伸ばし、東京都美術館に行ってきた。特に何かを観たいわけじゃなかったけど、なんとなく。
チケット売り場の前で財布を出したところ、横から帽子を被った60歳くらいの女性がすっと近寄ってきて、「チケット、あるわよ」と囁いた。
こんなところにもダフ屋がいるのかと思ったら、チケットをただで譲ってくれた。1400円浮いて嬉しかった。
展示内容は明治くらいからの近代日本画。福王寺一彦と速水御舟の青々とした絵がいいと思った。福王寺一彦の月の絵を、昔東京駅で見たことがある。月を描いてるのだけど、肝心の月は、手前の草叢の影に遮られてよく見えない。だけどそのことで、月の存在感やかすかな狂気が、より正しく現れているように思った。美しいものは、直視すべきではない。
展示鑑賞後、速水御舟が特集された別冊太陽をミュージアムショップで立ち読みした。時期によってかなり画風が変化していて、そのほとんどは特に好きだと思わなかったけど、本人曰く「群青中毒にかかっていた」時代の絵は、なんだか良かった。

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檸檬の実

千駄木の自然食カフェ「檸檬の実」、最高だった。
千駄木駅から団子坂を少し上がり、路地裏に入ったところにその店はある。
蔦の絡まるこじんまりした古民家風のカフェで、薄暗い店内には電球が一つだけついている。
カウンターにはさまざまな大きさの竹ザルが置かれ、その上に女店主が朝焼いたシナモンロールやキッシュなどが並べられている。
どことなく中東のバザールのような雰囲気を感じた。

さっき私は薄暗い店内と書いたけど、他の店に比べて暗いだけで、体感としてはちょうど良い明るさに感じた。
薄暗さを作るために照明を落としているのではなく、できるだけ外の自然光を活かした光量を考えて、暗くも明るくもない、この明るさになったのだと思われた。

ちょうど良い光は、ちょうど良い陰影をもたらし、ご飯を美味しそうに見せてくれる。

実際、ふきの煮物や鰆の粕漬けなど、旬の素材を使ったご飯はどれも美味しかった。店主いわく、蕗は皮を向いたり灰汁をとるのが面倒だけど、どうしてもこの時期に食べておきたいとのこと。

それから、店主の友達がHASAMI(陶器メーカー)にいるらしく、波佐見町の話で盛り上がった。
嬉野温泉のおすすめの宿を教えてもらったので、今度行ってみようと思う。

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まめぶろ iPhone アプリ

価格を1500円にして、だいたい3つぐらい売れると思うから、アップルから差し引かれても3000円ぐらいになって、それで kitak に技術書を買ってもらいたい。

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インターフェイスと現実世界の感覚

数日前に通報の仕組みをつくっていた。
ユーザーが投稿に対して通報する仕組み。

Report(通報)はUser(ユーザー)とEntry(投稿)のユニークな組からなる。ある投稿に対して同じユーザーが複数回投稿することはできない。

ビューで「あるユーザーがこの投稿を通報したかどうか」返すメソッドをどういうインターフェイスにするかで悩んだ。

案1
ユーザーにたずねる。

kitak.reported_to? @entry

案2
投稿にたずねる。

@entry.reported_by? kitak

案3
レポートにたずねる。

Report.exists?
  entry: @entry, reporter: kitak

案3は、これまで@entryとkitakしかいなかった世界に新しいモデルのReportがでてきて複雑さが増すのでボツ。

僕は案1がいいと思った。
通報した本人にたずねるのが一番だ。
だけど、あんちぽさんにこう返されたのだった。
「君は現実世界でだれかに質問して、100%本当のことを教えてもらえると思っているのかい?」

結局、案2になった。

僕は、その機能の開発者で、ユーザーや投稿について把握している。だから、それらのリソースを当たり前のように信用している。
だけど、新しくコードを読む人は、その中がどうなっているのかはまったく分からない。インターフェイスから推測するしかない。
僕はそもそも現実世界に疎いのもあるけど、実装の内部を知っていると、このような現実世界の感覚とかけ離れたコードを書いてしまう。

現実世界の感覚をもってインターフェイスを決める僕と裏側でどのようにそれを実現するのか整合性を取るのか考える僕の2つの僕が要求されている。

テスト駆動開発は、その2つの僕をうまく切り替えながら、開発ができる手法だ。
テストを書くときは、インターフェイスを決める僕ががんばる。
テストを一回落としたら、もうひとりの僕が出てきて、そのテストを通すように裏側のことをあれこれ考える。
テスト駆動開発で、「なぜ落ちると分かっているのに一度テストを落とすのか?」という問いがあるけど、僕は、これをもうひとりの僕と切り替えるための儀式みたいなもんだと思っている。

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