檸檬の実
千駄木の自然食カフェ「檸檬の実」、最高だった。
千駄木駅から団子坂を少し上がり、路地裏に入ったところにその店はある。
蔦の絡まるこじんまりした古民家風のカフェで、薄暗い店内には電球が一つだけついている。
カウンターにはさまざまな大きさの竹ザルが置かれ、その上に女店主が朝焼いたシナモンロールやキッシュなどが並べられている。
どことなく中東のバザールのような雰囲気を感じた。
さっき私は薄暗い店内と書いたけど、他の店に比べて暗いだけで、体感としてはちょうど良い明るさに感じた。
薄暗さを作るために照明を落としているのではなく、できるだけ外の自然光を活かした光量を考えて、暗くも明るくもない、この明るさになったのだと思われた。
ちょうど良い光は、ちょうど良い陰影をもたらし、ご飯を美味しそうに見せてくれる。
実際、ふきの煮物や鰆の粕漬けなど、旬の素材を使ったご飯はどれも美味しかった。店主いわく、蕗は皮を向いたり灰汁をとるのが面倒だけど、どうしてもこの時期に食べておきたいとのこと。
それから、店主の友達がHASAMI(陶器メーカー)にいるらしく、波佐見町の話で盛り上がった。
嬉野温泉のおすすめの宿を教えてもらったので、今度行ってみようと思う。
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