ハッセルブラッド500C/M

ずっと憧れていた、ハッセルブラッド500C/Mを買った。
デミさんの教えてくれたお店に行って、使い方を教えてもらいながら、撮りたい世界と、自分の感覚になじむものを選んだ。
機体はいくつもあって、そのどれもが、少しずつ形や仕様が違ったり、ファインダーを立ち上げるときの立ち上がり方や音、シャッターを切るときの音、機体の震えかたが違った。作られた年代も違えば、今までの使われ方も違う。どんな人たちがこのカメラを、どんなふうに持ちものとし、どんな写真を撮ってきたかも違う。40年も前のカメラなのだ。

T*(ティースター)という印がつくと発色がよい、とデミさんに教えてもらい、その上で、かりっとクリアに写すレンズ(CF)と、ふわっと少しとけるように写すレンズ(C)、私は後者のほうを選んだ。

お店の人は細かなところまでしっかり教えてくれ、このカメラは、私の今まで使っていた、かんたんに撮れるNATURA CLASICCAとは違い、覚えることが、とても多くあった。
人懐こいカメラではない。きちんと相手を知り、相手の声を聴き、失敗を重ねながら、何度も対話して、少しずつ仲よくなり、ようやく撮れるようになるカメラだと思った。

ファインダーを立ち上げるとき、軽快でスマートじゃないけど、どこかなつかしく、愛嬌のある感じで、かしゃ、と立ち上がる機体を選んだ。

これから、よろしくお願いします。
ようこそ、ハッセルブラッド。

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