紙の月
まだ自分の中で消化できない感じがあるけど面白かった。
最初の欲望を叶えてしまった瞬間から、歯止めが効かなくなり、しまいには自分を不自由な場所へ追いやってしまう。
暴力の連鎖(たとえばヒーローショー)と同じように、この映画では性欲や横領が、歯止めがきかなくなって身を滅ぼしてしまう可能性があるという怖い映画だった。
鹿くんと話してたら、「小さい頃万引きしなくてよかった」と言っていた。
そういうたった一回の過ちが、小さな嘘が、たった一回の性交が、常に身を滅ぼす可能性に満ちているんだなと思う。
夫婦のすれ違いをプレゼントであらわしたり、映像で語ってくるのもよかった。
セリフの量に反して、濃密だった。94点。
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