2014/11/05

あたしには、みんなが当然のように持っているものが足りない、致命的に人間に必要なものが足りないと思う。あたしはどうしようもなくダメな女だけど、それは毎晩ベッドで毛布にくるまりながら思っているけれど、同時に、そんなあたしのことを間違っていないと思っているあたしもいる。

あたしは、いつかあたしのことをきっと、誰かが認めてくれるのだと思っている。あたしは、あたしのルールのなかで正しいと思うことをしていればいいのだと思っている。あたしには最低でダメな部分もあるが、そこにはきっと、最高なあたしの良さも含まれているはずだと思っている。

そんなとき、ふと、我に返ったとき、この、なんとも言いづらい、現実感がないような感覚は、いったいなんだろう。いつも、夢のなかを歩き回っているような感じがする。ずっと、あたしのことなのに、他人のことのような気分でいる。

毎日、誰かに助けてほしいと思っている。それとも、あたしがあたしを助けられないか試している。この現実感のない夢のなかで、あたしが感じた世界の実感のようなものを、ひとつずつ手に取ってスマートフォンで写真を撮っている。ベッドで毛布にくるまりながら、窓から見える川の向こうのビルで、ゆっくり点滅するあかりを見つめている。

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