カレー屋の記憶2

明日の初デートの弁当メニューは、玉子焼き、おにぎり、ポテトサラダ、アスパラのベーコン巻き、とのことだった。マスターはしきりに、玉子焼きに明太子を入れなよ、と言っていた。それに対して女性は、明太子を玉子で包んだら、いつもこんくらいの太さのものがもっとこんくらい太くなって大変だ、と言っていた。友達が「わたしはいつもチーズ入れますよ」と言ったら、なるほどと言って、コジコジのメモ帳に書いていた。女性は弁当の彩りを気にしており、マスターは店の冷蔵庫にあったミニトマトをラップで包んで?女性にあげていた。明日は店休みだし、とのことだった。ついでに、チェなんとかっていう緑の葉っぱも、包んであげていた。マスターが「お弁当できたらインスタに上げてね」と言うと、女性は、「彩りの設定のところMAXにして上げるね!」と返していた。ポテトサラダには何を入れるか、という話をしている途中で、もう1人の女性が帰って来た。その女性は「ゆきちゃん」と呼ばれており、マスターの奥さんとのことだった。「キュウリはお酢にちょっと漬けとくのが良いよ」とアドバイスしていた。ポテトサラダ自体にもちょっとお酢を入れると、良い感じになるらしい。すると「お酢もあげるよ」と、マスターが棚から甘酢を出して、蓋の辺りをラップで包み始めた。えっいいの?と女性は言うが、もう使わないもん、とマスターとゆきちゃんは言っていた。デートはお昼、仕込みは明日の朝とのこと。「よし、じゃあ後はチーズだ!」と意気込んでいるあたりで、数名の常連さんのような人達が来たので、私と友達はカレーのお代金850円を払い、店を出た。

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