リリィ・シュシュのすべて

前に観たのは16の頃。実家の居間で再生したら、冒頭から鬱展開だったので「こんなん観てたら親にメンヘラなったと思われるわ」と焦り、夜中にこっそり続きを観たのでした。そしてこの世にバッドエンドがあることを知りました。

さすがに大人になった今、「そういえばあの映画の色彩は素晴らしかったな。市原隼人もかわいかったし、今ならあのストーリーも受け入れられる」と思ったので、天気のいい秋の午後にリリィと再会したのです。

暗っ。どす暗いし、なんも救いがないよ。いくらなんでも忍成修吾グレすぎだよ。蒼井優が記憶よりイモっぽかったよ。しかも勝地涼出てたんかい。
というわけで、「リリィ・シュシュのすべて」は、相変わらず観た人をどん底に突き落とす映画だったのでした。

ただ、田園地帯の美しい風景と、えげつないほど重いストーリーが相殺されながらも、結果的に僅かな差で映像美が勝っているから、また観たいと思わせるんじゃないか、と28歳の私は思ったのでした。

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