手紙と河岸
風が強くなってきた。明日の面接の辞退の連絡を入れた。昨日出かけるときに祖母の遺影と目が合ったような気がした。祖母の女学校時代の同級生は、毎年私にクリスマスカードをくれた。一度、クリスマスカードの中に神戸ルミナリエの記念切手が入っていたことがあって、それを割と大事にしていたのだけど、なくしてしまったようだった。
手紙の中の同封物は嬉しいくせにすぐなくしてしまう。管理が雑。大昔、小学生の頃、フランスに転校?した女の子からも「ベルサイユ宮殿のかけらだそうです」と、小さな破片が同封されたエアメールを貰ったけれど、それもすぐ無くした。彼女から、私の名前に「女友達」って意味があるんだよと教わった(スペルも発音も違うんじゃないのか?)。小学生だった。
誰かに手紙を書いてみたいが、書くような相手はいない。中学生の頃が一番、授業中に手紙を回した。高校生になると、手紙を回すよりは直接話し、直接話すよりは眠るほうがいいのだと思った。
風が強い。
今日も今日とて漠然とした不安に苛まれた一日だった。足がすくんで動けなくなってしまう。自分のPCに「今日は(も)よくがんばりました。」と付箋を貼った。毎日の、不安に苛まれる、卑屈すぎる私への覚え書き、これも手紙になるのではないだろうか。同封物はないのだけど。
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