パンを持って歩くプロジェクトについて
パンは日常に寄り添った食べものだ。パンを食べることは特別なできごとではなく、毎日の食事のなかで食べるものだからだ。パンが日常を支えるものだとしたら、パンを売るパン屋には生活があるといってもいいだろう。
僕の住む街にはパン屋がない。パンを食べるには3軒ある適当なコンビニのどこかでヤマザキの菓子パンとかを買うしかない。セブンイレブンで売ってるヤマザキの菓子パンと、ファミリーマートで売ってるヤマザキの菓子パンに違いが見つけられない。コンビニではないパン屋で焼かれたパンはその街で焼かれたから、そのパンはその街の生活のなかで作られたものだ。ほかの街のパン屋のパンとは交換できないものだ。
パンという生活がつくりだしたもの、また生活をつくりだすものを持って、パンが作られた生活を歩くこと。そして、その街で自分は生活をしていないこと。パンを片手に持って道を歩きながら紙袋を上から覗いていると、この視点にはそんなすべてのことが写っているような気がして、この様子をビデオで撮影しておきたいと思うようになった。(最初は大判焼きからはじめたけど、途中からモチーフをより生活に近いパンへ変更した。)
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で、これはちょっと面白いなと思ってやってたんだけど、最近インスタグラムをはじめた姉から LINE で「歩きスマホが心配です。」とメッセージがきたので、たしかにそうだなと思い、別の方法を探さなくてはならなくなった。
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