鮎ラーメン
鮎ラーメンは、いつも行列ができている。でも会社の帰りに思い出して夜10時ぐらいに行ってみると、もうさすがに空いている。
鮎ラーメンは狭い。鮎ラーメンはカウンターしかない。6席ぐらいしかない。いつも行列ができているのは、単純に入りきらないからだ。鮎ラーメンは25時までやっている。営業時間をよく見ると、27時と書いてあるのを消して25時になっている。さすがに3時には誰も来なかったんだなぁ。
鮎ラーメンは暑い。冷房はついているけど、扉が開けっ放しだからだ。そのかわり扇風機が回っているけど、意味がないくらい暑い。でも扉を閉めたら、鮎を焼く煙で店がもうもうになってしまうんだろう。
鮎ラーメンは3種類ある。鮎ラーメンと、鮎ゴトラーメンハーフと、鮎ゴトラーメンだ。違いはどこにも書いてないけど、この並びだと鮎ゴトラーメンにしたくなる。
鮎ラーメンは細麺だ。めちゃくちゃ細くて、こしのあるそうめんみたいに細い。スープは、どんぶりの底が見えそうなくらい透き通っている。具は、焼いた鮎が一匹まるごと乗っていて、ちょっとした細切りのねぎと、のりだけだ。鮎ラーメンは、体にやさしい味だ。きっといろんな具を載せてしまったら、こんなにスープが透き通らないんだろう。鮎ラーメンは、めちゃくちゃおいしい。
鮎ラーメンを食べながらほかの客の注文を聞いていると、みんな焼きおにぎりを頼んでいる。鮎ラーメンだけでおなかいっぱいにならないことをこの人たちは知っている。焼きおにぎりも食べてみたいな。あっという間に食べ終えてお金を払うと、鮎ラーメンはカウンターから外に出てきて、顔を見て見送ってくれる。
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