マームとジプシー「ΛΛΛ かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと―――――」
みんなの記憶の最小公倍数のようなベタな食卓の風景を、舞台が回転しながら、何度も何度も繰り返し演じ続ける。時制が未来に過去に現在に、いったりきたりしながら、重なりながら、何度も何度も… 舞台の上では、木でできた細い枠が組み合わさって、駅になってコンビニになって家になる。同じように、演劇を見ている自分たちの記憶が、実家が、ばあちゃんの家が、帰ることが、誰かがいなくなることが、組み合わさって、自分が経験した食卓の風景が、それがいつまでも同じように変わらずにはいられないということに、涙がぼろぼろ出てくる。舞台の上で決められているたくさんのルールのなかで、ぴょこっとルールを越えたイレギュラーなできごとが差し込まれて、それもまた受け入れてどんどん複雑になっていく。そんな風に自分たちをアップデートしつづけていく演劇が、池袋で毎日上演されてるなんて、すごく希望の持てる話だと思う。 #演劇
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