2014/04/17

ケトルのバックナンバーの村上春樹特集が面白かった。
まず冒頭の内田樹インタビューが良かった。
「村上さんの小説にはお掃除する場面が何度も登場しますよね。世の中に文学作品は無数にありますが、家事の描写にこれだけの紙数を割く作家は他にはいないと思います。掃除や洗濯は虚しい作業なんです。家事って、どれだけ一生懸命やっても、これで終わりということがない。家事を怠れば、家の中はすぐにカオスになってしまう。家事は毎日コツコツ続けるしかない。どれほど努力しても達成できるのは『現状より悪くならない』ということだけ。村上さんはこういう作業のことを文化的雪かきと呼んでいました。
文化的雪かきの仕事は、達成感があるわけでもないし、報償も得られないし、敬意も向けられない。
でも、誰かがこの仕事をしていないと、世界がカオスに沈んでしまう。些細な仕事の集積が実は深いところで僕らが生きる世界の秩序を支えているんです」

文化的雪かきという言葉に興味を持った。

この言葉の出典元である『ダンス・ダンス・ダンス』を買って帰った。

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