カイラス について

カイラスというカレー屋が道玄坂の交番の近くにある。

味のあるテントとぶら下がった看板が目印。中はカウンターだけというこじんまりしたものだ。

どうやら20年以上続いているらしい。

メニューは、ポーク・ビーフ・チキン・ヤサイ・カツのカリー、それぞれ850円。
恰幅のいい男性と恰幅のいい女性ふたりで店を運営している。
特に女性のほうは、JAの婦人会を彷彿とさせるなにかを感じた。

僕はカツカリーを辛口で注文。
カツはオーダーを受けてから揚げはじめる。

iPadで本を読みながらぼーっとしていたら、あっという間にきた。
一口サイズのカツが5個、仲が良さそうに並んでいる。
らっきょうを下品にならない程度にかけて、食べる。
カレーは見た目はどろっとしているが、食べていると意外と水っぽい。
しかし、味が薄いというわけではなく、スパイスの香りが口いっぱいに刺激的に広がる。
ルーが美味しくて、ごはんだけが残ってしまった。
ひとつ残ったカツとごはんをばくばく。

世の中には常に不変なものはないし、カイラスもいつかはなくなってしまうけれど、僕が認知できる範囲ではなくなってほしくはないな、と思ったのでした。

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