火を熾すことについて
僕は小さい頃から火を熾すことが好きだ(火遊びが好きという意味ではない)。
朝早くに母に叩き起こされ、
「今日は赤飯を作るから、お前は、かまどに火を熾すのだ」
と言われる。
叩き起こされて、僕はかなり不機嫌なのだが、そんな不機嫌な気持ちも消えるほど火を熾すことは楽しい。
マッチと新聞紙と薪が与えられる。
かまどに薪を適当に並べて、マッチを擦り、火を新聞紙に移して、かまどに放り込む。
薪は燃えずにすぐに火は消える。
しょうがないので、あたりをうろうろして、杉の落ち葉を拾う。
杉の落ち葉は、とても良く燃える。
その火を使って、ようやく薪が燃える。
一度薪が燃えれば、あとは火を絶やさぬように空気の流れを意識しながら、薪をくべるだけだ。
油断して何もしないでいると、火はあっという間に消えてしまう。
一度消えてしまうと、また火を熾すのは楽しくはなく面倒だ。
ウェブサービスもこれと同じだと思う。
一度つくって放置しておけば、次第に誰もそれに触れることができなくなり、再び同じものを一からつくらないといけない。
だから、継続的に触れていかないといかないのだ。
薪をくべ続けるのだ。
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