2014/02/15
マームとジプシーの「Rと無重力のうねりで」を観た。最初から最後までいちども登場しない少年「リョウスケ」をめぐって、みんなでリョウスケの気持ちを想像するという物語だった。
http://mum-gypsy.com/next/20142.php
あしたの14時の回で最後だけど、雪のせいで当日券も若干あるみたいです。
他者の気持ちを想像することは、できる。できるなんて言い切るのはおこがましいけど、自分なりに想像してみることは、できるとして… でも、経験したわけではないから、想像することは体に痛みが伴ったりしないから、忘れてしまう。
スクリーンに海の写真が投影されることで、舞台の上は海だということになる。砂浜でリョウスケが倒れるシーンを何度も何度も再現して、みんなでリョウスケの気持ちを想像しようとする。
直接的にそうだとは言わないけど、震災があって、津波に飲まれた人たちがいた、ということはテレビで見たけど… そういう人たちが、そのときどんな気持ちだったのか、何を見たのかはわからない、そして少しずつ忘れていく、ということに繋がって思える瞬間があって、背筋がぞっとした。
そう思っていたら、急に役者たちが雑談しはじめる。学生時代のあだ名あるある、みたいなことを話しはじめる。この演劇では役者たちはみんな自分の本名で役を演じていて、その名前のまま兄弟になったり友達になったりしている… 観客も含めて、僕たちに共通する物語として、誰でもあだ名をつけられた経験がある。自分が経験したことは覚えているし、他者の気持ちもわかるような気がする。そういう共通して経験したことのある物語を演じられると、なんか涙が出てくる。 #演劇
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