2016/02/27

きょう、ほんとうに奇跡としかいいようがないくらいのことが立てつづけに起こった。例えば、クリームパンを買いにパン屋に入ったタイミングで焼き上がったクリームパンが運ばれてくる、etc... だから、すごく良い日だった。でも、この奇跡群を書き留めて保存しておこうとは思わない。もうこんな奇跡が二度と起こらないとしても、忘れてしまってもかまわない。ぼくは、奇跡に対してそういった姿勢で臨んでいきたい。奇跡は、できごとそのものよりも、そのことについて奇跡だと思えるからこそ奇跡だと思うんだ。わかることとわからないことのあいだの、1と0のあいだの小数点以下のグラデーションにある、無数の名前がつけられないできごとたちのなかで、それをひとつひろいあげて奇跡だと思えるように、目の解像度を上げたい、もっと驚きたい。例えば、そんな話をすることができたんだ。だから、きょうはすごく良い日だったんだ。

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