保証人になってもらう父親の年収を書く欄があって、そういえば面と向かって聞いたことないけどいくらなんだろう。父はもう定年を超えているけど、契約社員として同じ会社で同じ仕事をつづけている。父の勤続年数を書く欄もあった。わからなかったので、空欄にしておいた。
不動産屋を出て、たかが引っ越しとはいえ30万以上の金を払うわけで、軽い興奮状態のまま、そうだ自分がこれから住む家へもういちど行ってみようと思った。田園都市線。池尻大橋、三軒茶屋、駒沢大学、会社の人がいっぱいいるんじゃねえかなと思った。桜新町。桜新町という駅名は良いのでここも探せばよかったな。でも高そうだな。用賀。二子玉川。多摩川だ。多摩川をまたぐとき、景色が急に抜けて良いと思った。
二子新地、駅がきれいっぽい。なんで1回も降りたことない駅の部屋を借りる羽目になったんだろう。コンビニが3軒もある。ラーメン屋が2軒と、入りづらい感じのハンバーガー屋があった。24時まで開いてるスーパー。薬局がない。渋谷からティッシュの箱を持って電車に乗る姿を想像する。入り組んだ路地に入ると、すぐにさっき来た家があった。駅から近くて泣きそうになった。
多摩川に行ってみた。川というか、川は遠くてほとんど土手だったけど、きょうは雲ひとつない青空のもとの土手日和だった。ランニングしてる人がたくさんいる。よかったのかもしれない。毎月7万5000円なんか払えるんだろうか。これからもこんな調子で同じように働けるんだろうか。どのくらいここに住むんだろう。あと何年どこでどうやって働いて、いくらもらってどこでどうやって生活するんだろう。土手をひたすら歩いて新丸子を目指す。1時間半もかかったよ!